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インド風チキンカレー&チャパティ&チャイ(自家製)

日本で一般にカレーと呼ばれているのは英国風カレーのことですが、
インド風カレーは、英国風とは調理法が根本的に異なります。
まず、長時間煮込んだり、一晩寝かせたりする必要がありません。
煮込みは長くても1時間で充分。寝かせたりせず、作ってすぐに食べましょう。
むしろ寝かせると味が落ちる場合が多いのでご注意ください。

スパイス調合については、英国風カレーでは通常20種類以上の
スパイスやハーブを少しずつブレンドし、1つを突出させないようにします。
一方、インド風カレーは6種類の基本スパイスを突出させてあり、
もっと言えば、6種類だけでカレーとして成り立ちます。
また、セージ、タイム、ローズマリー、バジルなどの西洋系ハーブ類は
インドカレーには原則として使用しません。

今回使用したスパイスは13種



この写真9種のスパイスに、ターメリック(うこん)とカイエンペッパー(唐辛子)、
ローレル(月桂樹の葉)、ジンジャーパウダー(生姜)
を加えた13種類が今回使用したスパイス類です。
カレーリーフカルピンチャ)とブラウンカルダモン(ビッグカルダモン)は
日本では入手困難。入手ルートはこちら!(Tanks to MANGOさん)
カレーリーフは4ヶ月前に生で入手しましたが、
使い切れない分を乾燥させておきました。

タマネギは大玉で8個分、鶏肉は1.5kgほど使っています。
骨付きのブツ切りの鶏肉に、ヨーグルトや自家調合ガラムマサラで和えて下味を付け、
みじん切りのタマネギ等とともに煮込めばこんな風になります。


1時間程度煮込んだところ。
ここで初めて塩で味付けし、ヨーグルトやガラムマサラなどで味を調えれば完成!

【参考:ガラムマサラの配合】
コリアンダーシード、クミンシード、シナモン(ホール)、クローブ(ホール)、
ローレル(ホール)、フェンネル(ホール)
※挽いて使用します。

インドカレー完成!

ルーは使っていないので基本的にはサラサラ系カレーですが、
溶けたタマネギなどのせいで多少トロミが出ています。


激辛バージョンと普通バージョンを作りましたが、これは激辛の方。
唐辛子の量が違うだけなので普通版の写真は省略。



まずはタイ米と一緒にいただきます!
やはり南アジア料理には日本の米より長粒種が合います。

チャパティ

ナンは専用釜がないと美味しく焼けないので、代わりにチャパティを作りました。
薄くのばした生地を焼いて、ぷっくり膨れた状態。中は空洞です。
パリパリッとした食感で、モチモチ感はほとんどありません。


普通、チャパティは全粒粉で作りますが、今回は普通の薄力粉で作りました。
意外にもこれが家族に大好評。1人6枚ぐらい食べてました(笑)。



写真手前方にある小皿は、タマネギともやしをスパイスに漬けたもの。
インド料理の「アチャール」という漬け物をまねて作ってみました。



チャパティにカレーをつけて食べる。王道です!

チャイ

食後はチャイも淹れましょう!
スパイスの香りを付けたミルクティーです。


シナモン、カルダモン、クローブスターアニス八角)を使用し、
鍋で煮出します。きれいでしょう?



1m以上の高さから細い筋のようにチャイを垂らして泡立てるという
インド料理屋ばりのパフォーマンスでだいぶこぼれてしまいましたが(笑)、
何とか泡立て成功!