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魚沼産コシヒカリ(コシヒカリBL問題)

南魚沼産コシヒカリ


おお、いかにも高級そう!
コシヒカリの最高級ブランドとして誰もが認める新潟県魚沼産!
現地から直送されたものです。
 
羽釜炊きあがり


前日夜から水に浸し、羽釜で炊いたものがコレ!
ちなみに羽釜は新潟県の小林金物製です。
 
茶碗ごはん


茶碗によそった図。あれれ?
美味しそうですが、以前食べた魚沼産コシヒカリ
もっと白くてツヤツヤしていたような。
 
with自家製梅干し(紀州南高梅


6月に漬けた梅干しがそろそろ食べられる季節になってきました。
 
焼秋刀魚


おかずは焼サンマ。
 
そして米の味はというと…敢えて率直に言わせてもらいます。
魚沼産コシヒカリの特徴であるモッチリ・ツヤッとした甘味はなく、
パラッとして淡泊なボソつき感があります。
正直、「あれれ???イマイチ!」という感想でした。
普通の安いお米よりもいくらか美味しいとは思いますが、
以前食べた魚沼産コシヒカリには大きく劣るものでした。
炊き方が悪かったのか?と思い、翌日、普段使っている電気炊飯器
でも炊いてみたのですが、やはり感想は同様。
 
もしや偽装表示?
どうしたものかと思い、パッケージを見直すとこんな表示が!
 
新品種コシヒカリBL


新品種?BLってなんだろう?さっそく調べてみました。
BLは、稲の病気である「いもち病」に耐性のある品種のことで、
いもち病に強い品種をコシヒカリに何代か掛け合わせてあるそう。
2005年から新潟県富山県で作付けが開始され、
現在、新潟県ではほとんどがBLに切り替わっているそう。
魚沼産に限った話ではなかったんですね~。
 
さらに調べてみると、美味しんぼの原作者・雁屋哲氏が4年前にブログで
私と全く同じ感想を書かれていました。
 
以前感激したのとは別物でガッカリしたいう内容です。
これも結局コシヒカリBLだったのです。
 
種苗法によれば「コシヒカリBL」は従来のコシヒカリとは別の品種だそう。 
私の食べた商品はBLと明示しているのでむしろ誠実な方なのですが
雁屋氏の食べたお米にはBLの表示が無かったとのこと。
なんと、JAS法ではBLの表示義務がないのです。
なにやら胡散臭い話になってきました。
 
私達家族は事前知識なしに食べたわけですが、はっきり分かるほど味が違います。
私に言わせれば、BLはコシヒカリではない。別の名称を付けるべきです!
 
非BL(従来品種)を生産している魚沼の農家のHPによると、
現在、新潟県ではBL品種でなければ農協に買い取ってもらえず、
従来のコシヒカリが食べたければ生産者と直接取引るしかないらしい。 
 
「こんな誤魔化しをしていると、本当に若者達は米を食べなくなるぞ」
と雁屋氏は同ブログで警告しています。
まったく同感。日本最高峰と言われている新潟県のお米がこの程度の味ならば
パンや麺類の方がいいという人が増え、米離れが加速するでしょう。
 
とりあえず私は、新潟のコシヒカリはもう買いません。
 
日本酒が衰退したのは、醸造用アルコールの添加を認めた法律に
守られて企業努力を怠ったからです。
和食自体も家庭の主婦にとってどんどん縁遠くなっていることも事実。
日本の食文化、これで良いのか?