スパゲティ・カリオストロの城（ミートボールスパ）

「ルパン三世カリオストロの城」（1979年・宮崎駿監督）でルパンと次元が奪い合うように
食べていた、あのミートボール入りスパゲッティーの再現版です。
「カリオストロ」「スパゲティ」でググると…出るわ出るわ！
「カリオストロ風スパ」などと題して再現版を作っている人がたくさんいたのです。
コン猿くん、ブログネタのヒントをくれてありがとう～！

ルパンらがこの料理を食べた「カリオストロ公国」は当然架空の国ですが、
人口わずか3500人、世界最小の国連加盟国という設定になっており、
実在の国リヒテンシュタイン侯国がモデルといわれています。
スイスとオーストリアにはさまれた、欧州最後の「絶対君主制」のミニ国家です。
公用語はドイツ語ですが、イタリア国境からも約100kmと近いのです。
…などと、地理的要因から食文化を推測してレシピを組み立ててみました。

スパゲティ・ポルペッティーネ（仮称）

正式な料理名が分からない（存在しない？）ので適当につけました。
日本名「スパゲティ・カリオストロの城」（これも勝手につけた名称）。
ソースはシンプルにトマトとニンニクが中心で、タマネギなどは入れません。
チーズは固形のパルジャミーノとペコリーノをナイフで削って振りかけました。

パスタは太さ1.6mm（＝スパゲティ）を使用。
ミートボールはイタリア風のポルペッティーネ（Polpettine）。牛肉９割でつなぎは１割。
ハーブで香りをつけ、オーブンで焼いた後にトマトソースと一緒に煮込みます。
欧州の食文化を考慮し、日本のミートボールよりもかなり肉っぽい感じにしました。

◆材料（ポルペッティーネ：イタリア式ミートボール）
牛挽肉（オーストラリア）、生パン粉（国産小麦粉）、卵（国産）、ブラックペッパー（インド）、
ゲランドの塩（フランス）、オレガノ（トルコ）、タイム（フランス）、オリーブ油（イタリア）
※牛肉９割、つなぎ１割程度。180℃のオーブンで15分間焼く

◆材料（ソース）
ホールトマト缶（イタリア）、ニンニク（中国）、赤ワイン（フランス）、鷹の爪（国産）、
オリーブ油（イタリア）、ゲランドの塩（フランス）、ブラックペッパー（インド）、
オレガノ（トルコ）、タイム（フランス）、ローレルの葉（ギリシア）、セロリの葉（国産）、
パセリの茎（国産）
※ローレル、セロリの葉、パセリの茎は出汁なので食べない

◆材料（その他）
パスタ（1.6mmスパゲッティ）、パセリ、
チーズ（イタリア産パルミジャーノ・レッジャーノとペコリーノ・ロマーノ）
バター（麺を茹でる湯に入れる）