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富珍楼(ふうちんろう)@反町 ~自家製麺&皮~

大正時代創業の老舗。
元は平沼橋で営業していたが、空襲で店が焼け落ちて
昭和20年にこの地に移転してきた。
創業時と変わらぬ味を提供しているそう。
一昨年、神奈川新聞で紹介されました。


老姉妹2人で営業していて、店主は76歳。
姉の方がお手伝い?で腰が曲がって動作に難儀の様子。
元々12~13人の客を収容できるカウンターとテーブル席があるものの、
物が置いてあったりして実質6~7人で一杯。
店主曰く、客がたくさん来ても捌ききれないからこれでいいとのこと。
 
メインメニュー


ヤキメシが看板メニューとのこと。
麺や餃子の皮は自家製なので期待できます。
 
一品物・飲み物など


鶏肉の醤油煮というのが気になったのですが売り切れでした。
 
ヤキメシ600円(スープ付き)


具のないプレーンのチャーハンの上に、
チャーシューと薄焼き卵が載った珍しいチャーハン。
 
ヤキメシリフト


一見すると炒め具合はあまり良好とは思えないものの、
食べてみると意外なほど食いつきが良くてイケる。
具のチャーシューと卵との相性が良いのと、
例の白い粉が利いているせいだと思います(笑)
 
ギョウザ(6個)420円


変わった風貌の餃子ですね~。
溝付きのフライパンで焼いたような焦げ目が特徴。
 
ギョウザ断面


面積が大きい割に厚みがなく、ご覧のような断面。
餡はかなり細かく刻まれた豚肉と長ネギがメインで、
おそらくニンニクは入っていないと思います。
そして自家製の皮は厚めでも硬すぎることはなく、非常に美味しい。
 
シュウマイ(6個)600円


メニュー表では5個入りで500円となっていますが
2人で3個ずつ分けられるように6個入りにしてもらいました。
テイクアウトも可能です。
 
シュウマイ断面

中身はガッツリ「肉っ!」という感じでメチャ好み!
食感はちょっと硬い感じだけど、肉密度が高いから大歓迎!
 
ラーメン450円
量は少なめながら安い価格設定が嬉しい。


見た目はごく普通の中華屋風情ながら、麺は自家製で非常にうまい!
スープは街の中華屋としては中の上レベルで、
油や生姜やコショウがあまり利かないすっきりタイプ。
具もなにげに高レベル。
 
モヤシソバ550円


モヤシとニンジンと挽肉の炒め物がラーメンに載っています。
モヤシの炒め具合は硬めで、餡のトロミもないのでサッパリした食べ応え。
このメニューとは別に、あんかけモヤシのサンマーメンもあります。
 
麺リフト


先述通り、麺は自家製。
色白でやや平べったい加水低め・色白の中細麺。
鹹水は入っているそうですが、市井の中華屋よりも少なめだと思います。
食べ始めは博多ラーメンのようなバキバキ感があり、
中盤、スープが馴染んでくると絶妙の案配に。
そして後半、麺が伸びてきても、ツルッとした食感と小麦粉の甘味が楽しめる
秀逸な麺となっています。
スープがもっと美味しければ無敵のラーメンになりそう。
 
ただ懐かしいだけの店ではないことを自分の舌で確認。
特に麺は最先端のラーメン店も勉強しに来る価値があるでしょう。
それにしても反町は自家製麺のラーメン屋が多いですね。

富珍楼(ふうちんろう)
横浜市神奈川区泉町1-6
045-322-0066
11:30~22:00
木曜定休
東急東横線反町駅より徒歩2分
国道1号(新道)「反町」交差点