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本わらび餅(国産本蕨粉100%使用)

コンビニやスーパーで見られる安価のわらび餅には
わらびが一切使われていないのが普通です。
甘藷澱粉やタピオカ澱粉などから作った模造品が幅を利かせています。
輸入物のわらび粉を使ったわらび餅でさえ結構高価で、
ましてや国産の本わらび粉を使ったわらび餅は超高級品。
ある京都の老舗和菓子店では1皿3000円ぐらいするそうです。

というわけで、国産わらび粉を使った本物の蕨餅を作ってみます。

鹿児島県産本わらび粉

100gで1312円。めちゃくちゃ高い! 町田の富澤商店で購入。
国産のわらび粉は色が黒ずんでいるのが特徴。



作り方

難しくはないけど腕力と根気が必要です(笑)。
なお、できあがって2日経つと味が落ちます。
当日または翌日までに食べなければなりません。

◆材料
本わらび粉100g、水400cc、上白糖200g

◆作り方
①本わらび粉を水で溶かし、上白糖を加えよく混ぜます。
②中火にかけ良く練り込みます。
③透明になったら弱火にして、さらに5分くらい力を入れて練ります。
重くなってきても混ぜる速度を緩めないこと。
④流し箱に流し、充分冷やしてから適当な大きさに切り分けます。

型に流し、冷蔵庫で半日置いて冷やしかためた物がこれ。


切り分けて皿に乗せた図。かなり黒いでしょう?
国産のわらび粉を使用するとこんなに色が黒くなるのです。
薄いグレーや琥珀色っぽい物は国産本わらび粉ではないというわけです。


黒蜜は京都「蛇ノ目」の品で、沖縄産黒糖100%。
きな粉は丹波篠山産黒大豆100%です。
黒蜜ときな粉について詳細はこちら!

ではいただきます!



「これがわらび本来の香りか!」と分かります。
食感も香りも最高で、何だか別次元のお菓子をいただいているという感じ。
めちゃめちゃ美味しいです!!


試しに安いきな粉をつけて食べ見たのですがイマイチ。
やはり上質な物同士でないと釣り合いが取れないようです。

【参考】鎌倉「段葛 こ寿々」のわらび餅

わらび餅で有名な店で、デパートの催事コーナーにも頻繁に出店。



テンチョさん寄贈。
スーパーなどで見かける品とは比べ物にならないぐらい美味しかったのですが、国産のわらび粉で作るとこれよりも色が黒くなると聞き、ならば「国産わらび粉100%で作ってみよう」と思い立つキッカケになりました。