【自家製】新宿中村屋風・インドカレー

1927年「純インド式カリーライス」を日本にはじめて紹介した「中村屋」。
「日本人の舌に合わせたインドカレー」と評されることもありますが
当時日本で一般的だった英国風カレーとは別物であったことは事実です。
現在、ここよりも美味しいインドカレーは多数あると思いますが、
日本のカレー文化の発展に寄与してきた親しみのある味です。

さて今回は、南インドでもなければ北インドでもない、
「中村屋の味」を目指して作りました。
材料・製法は全く分からないので、あくまでもイメージだけですが。

【写真１枚目】
いつも作っているインドカレーとはスパイス配合と量を変えてあります
（陳皮を入れ、フェネグリークが多め、コリアンダーが少なめ等）。
写真ではナンをつけていますが、日本の米にもよく合うカレーです。

【写真２枚目】使用スパイス（多い順）
ターメリック、クミンシード、コリアンダーシード、カルダモン、
ブラックペッパー、シナモン、マスタードシード、カイエンペッパー、
フェネグリーク、ローレル、陳皮、クローブ
※ホールやシードのものはミルで挽いて、パウダーのものと合わせる。


【材料】
タマネギ、鶏モモ肉（骨付きブツ切り）、無塩野菜ジュース、フルーツチャツネ、
動物性生クリーム、生レモン汁、ニンニク、ショウガ、塩

【写真３枚目】新宿中村屋のカレー
http://www.horae.dti.ne.jp/~tesh/page014.html

【中村屋沿革】
1901年　東大正門前にパン屋として創業
1904年　クリームパンを考案
1915年　日本に亡命したインド独立運動の志士ラス・ビハリ・ボースを匿い、
1918年に中村屋創始者の娘・俊子と結婚
1927年　日本ではじめて「純インド式カリーライス」の提供をはじめる
　　　　支那饅頭（現在の肉まん・あんまん）を発売
1934年　日本ではじめて水羊羹の缶詰化に成功
1963年　東証２部上場