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丹行味素(たんぎょうみそ)@北新横浜 ~タンメン


2011年4月オープンの辺境店。
横浜アリーナから直線距離で約300mと至近にもかかわらず、
蛇行する鶴見川に三方を阻まれ、周辺へのアクセスが悪い立地。
この辺に用事がある人以外は普通立ち入らないエリアです。


小さな工場か作業場だったような建物。
お店らしさは皆無ですが、中の客席はちゃんと作り込んでありました。

メニュー

中心メニューは「タン麺」。次に「焦がし味噌麺」です。
期間限定の「熟成醤油麺」もありました。
 
店主は、かつて江東区東陽町にあった来々軒のタンメンに魅せられて
通い詰めたことが、タンメンの店を始めるきっかけになったそう。
来々軒とは異なるオリジナルの味で勝負しています。

タン麺750円


彩りも鮮やかなニューウェーブ系タンメンです。
焦がしネギが少し入っているのも新しい!
 
 
横から見たタン麺


スープは丸鶏ベースで、すっきりして深みがあるタイプ。
アクセント程度に入れた魚出汁がいい仕事をしています。
余計なものは入れないのが基本姿勢のようで、もちろん化調っ気もゼロ。
味は薄めでパンチもないのですが、ちゃんとコクが伝わってきます。
 
タン麺リフト~!


タンメンらしい平打ち麺で、茹でる前の量は160g。
京都の松葉屋という製麺所から仕入れているそうです。
石臼挽きでタピオカ粉を配合しており、スープや野菜との相性も良好。
 
焦がし味噌麺750円


う、薄い…。上に乗っている肉味噌をすべて溶いてもまだ薄い。
100円アップで肉味噌Wも可能だそうですが、単に塩分の問題だけではなく、
味噌ラーメンとして必要な要素を欠いていると思います。
スープや味噌の良さは分かるのですが、ハッキリいって未完成品。
 
味噌麺リフト~!


こちらはタンメンと違って平べったくない太麺。
モチモチ感やタピオカのツルリ感がよく活かされています。
麺だけでいえば私は平打ち麺よりも好き。

熟成醤油麺750円
本来なら若鶏モモ生姜焼きが載るのですが、
品切れだったため代わりに焼豚を載せてくれました。


スープは丸鶏ベースで、タン麺よりも魚介比率を上げてあるようです。
 
醤油麺リフト~!


醤油は細縮れ麺を使用。
後半、麺がのびてくるとスープの味まで変わってしまいました。
淡麗スープだけにちょっとした事でバランスが崩れるようです。
 
親鶏の味噌焼き250円


肉質の硬いヒネ(老鶏)を味噌漬けにして焼いたものです。
「噛めば噛むほど味が出る」を楽しめたのはよいのですが
味噌を焼いた香ばしさがもう少し欲しかった気がします。
 
タン麺 ★★★★☆
味噌麺 ★★☆☆☆
熟成醤油 ★★☆☆☆

丹行味素 (タンギョウミソ)
横浜市港北区北新横浜2-5-13
045-717-7794
平日 11:30~15:00
土日祝 11:30~17:00
スープ切れ終了
金曜定休
地下鉄・北新横浜駅より徒歩8分