空腹時に見てはいけないブログ

【2019年6月引っ越し】Yahooブログで累計1700万人が訪問!

磯寿司@築地市場内

磯寿司


場内の有名店「寿司大」や「大和寿司」はいつも長蛇の列。
しかし、今回一緒に行ったそくらてすさんまっつんともに、
上記有名店には行ったことがあり、評価がさほど良くない様子。
そこで、築地場内で「行列のできない美味しい寿司店」を調査したところ
この店が浮上しました。隣の「磯野家」も同経営のようです。
 
築地市場正門


写真の黄色矢印のように進むと、
一番最初に見える寿司店が「磯寿司」です。
 
セットメニュー


全員「限定セット2500円」を選択。
 
行列がないと言っても店内は満席。
今回は5人での訪問だったので、店外でしばらく待っていました。
すると、私たちが客寄せとなってさらに行列が増えるというマジック。
これが観光地の法則なんですね~(笑)。
 
店内光景(店主の顔出し許可済)


L字型カウンター10席程度の小さな店ですが、
団体さんは2Fの磯野家座敷も利用可能だそう。
 
限定セット2500円
にぎり12貫+玉子2切れ+味噌汁のセットです。
 
あなご


最初に穴子が出てくるのは意外。
ふんわりして口溶けのいい食感でした!
 
シャリは新潟産コシヒカリ
寿司のシャリには古米が向いているため、例年は半分程度混ぜているそうです。
シャリの塩気はキツすぎず化調感もなく、鰹昆布出汁の具合もいい感じ。
食べログではシャリを悪く言うクチコミ投稿がいくつかありましたが、
むしろ大衆店としては高レベルだと思います(シャリについては以下同)。
某さんまいのシャリなどはかなり化調感がありますからね…。
 
玉子


2番目に玉子が出てくるのもまた意外。
青海苔入りなのがこの店のオリジナルだそう。
 
味噌汁


ここで運ばれてきたのが甘エビの頭が入った味噌汁。
海老の出汁は出ているけど味噌の風味が弱く感じます。
 
あじ&サーモン


こういう取り合わせで出すところがまた挑戦的。
「むむっ。おぬし、この私を試そうというのか?」(海原雄山風)
この季節の淡泊なアジと油の乗ったサーモンが補完するという考えかな?
同じネタでも出す順番や組合せによってこうも印象が違うとは!

大とろ・赤身・中とろ
3連荘で出してくるところがまたニクイ!


通常は天然インドマグロを使用しているのですが、
市場状況によって天然本まぐろを併用することもあるそう。
尋ねればネタの産地から市場状況まで詳しく説明してくれます。
マグロのレベルとしては築地の他の人気店とおそらく似たり寄ったりでしょうけど
握りの腕やシャリの感じも含めればワンランク上の味に感じられます。
 
ひらまさ・ぼたん海老・鳥貝・墨いか


小ぶりで歯応えが強すぎないボタン海老は好み。
歯切れ良く甘味もある墨いかもなかなか良かった。
ヒラマサにはワサビがたくさん入っていて効くぅ~!!
店主は「辛かった?お詫びにこれを」とガリを追加してくれたのですが
おそらく一本調子な白身にアクセントを与えるために故意にこうしたのでしょう。
 
うに・いくら


ネタはどちらもごく普通。
最後にウニとイクラで締めるのは良いものです。
 
「限定セット2500円」はこれで終了。
以下はお好みの追加注文です。
 
さば(1貫420円)


軽く酢で締められているのに、ちゃんと刺身感が残っている。
臭味はないけどちゃんと味があって美味しい!
 
しゃこ(1貫420円)


岡山産。金沢八景・小柴のシャコは最近入ってこないそうで…。
味からすると、おそらく剥いた状態で仕入れたものでしょう。
殻ごと茹でた剥きたてのシャコには到底及びません。

築地場内の寿司事情にはあまり詳しくありませんが、
まぐろ3種とウニ・イクラ付きの12貫でこの価格なら満足感は高いです。
あまり行列ができないことを考慮すれば狙い目です。
絶えずお茶くみに目を配ってくれる等のサービスもいい。
★★★★☆
このあと、場内散歩&場外で買い食い!

磯寿司 店のHP
東京都中央区築地5-2-1 築地卸売市場内10号館
(地図上の緑矢印が店の正確な場所です)
03-3542-1954
6:00~21:00(土曜~16:00)
定休日 日曜・祝日・休市日
日比谷線築地駅より徒歩8分
大江戸線築地市場駅より徒歩3分
 
初セリ5649万円の大間本まぐろ


場外「すしざんまい」並びにある系列店では
今年の初セリで5649万円の市場最高値を記録して話題になった
大間の本マグロの頭が展示されていました。
解体当日はすしざんまいに長蛇の列ができて、いい宣伝になったようです。