麺創房 玄 本店＠五反田 ～祝復活！～

かつて秋葉原でラーメンヲタクを魅了した「ラーメン創房 玄」が復活！
2010年２月３日、五反田に「麺創房 玄 本店」が仮オープンしました。
店主の田中玄氏は、無化調・無添加・厳選素材の方針を明確にした自然派ラーメンの先駆け的存在。こだわりすぎて商売にならない側面を持っており、幾度も失敗の憂き目に遭った苦労人でもあります。それでもめげずに理想の味を追求するところがカッコイイ！


その玄さんが満を持して５年ぶりにオープンさせた「本店」。
玄さんファンとして心待ちにしていましたよ！
店頭に「お客様優待券」が置いてあり、100円相当のトッピングが無料に。
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醤油ラーメン680円＋味玉サービス

玄さんにしては値段が安めになっています。
高価な素材の使用を抑えて値段を下げたのでしょうか？
スープを一口飲むと…使用素材こそ秋葉原時代と違いますが、
全体的な芸風は紛れもなく玄さんのそれです！


スープは主に丸鶏出汁とキッコーゴ醤油から成ると思われますが、
もろみのような旨味と風味も伝わってきて、
ただの鶏ガラ醤油ラーメンとはまったく印象が異なります。
疑いなく無化調で、瞬間的に舌を襲うような刺激はありませんが、
素材の裏付けのある、マイルドながら膨らみ抜群の旨味が印象的。
しかし…パンチを増すためか出汁をやや強引に出したのでしょうか。
従来の玄氏の味に比べて、曇りがあり鮮烈さを欠くような気がします。

麺は羽田製麺の特注品で、北海道のホクシン小麦粉を使っているそう。
プリプリと硬い感じの多加水・中太で色白の縮れ麺です。
写真では醤油のスープに染まって黄色く見えますが、元は色白です。
これは微妙にスープに合わないような…。
「支那そばや」のような、しなやか系の麺がいいなぁ。

玄流塩ラーメン780円＋味玉サービス

醤油ラーメンよりは複雑な味で、もしかして塩ダレに魚介を仕込んであるのかな？
焦がしネギが浮いてスープにアクセントを出してあります。
具は醤油ラーメンと同じなので、こちらで詳しく説明します。


こちらも出汁に少々雑味が出てキレが失われている気がしますが、
かなり美味しいスープであることに変わりはありません。
メンマは色白で甘味は少なく、コリコリとしたもの。とても美味しい。

チャーシューは国産中級豚肉を使用していると思われ、
ラーメン屋で使われる肉としては充分良い方。
調理法は平凡な煮豚ですが、旨味の良質さが出ていて好きです。

味玉はかなり薄味。確かに薄味ゆえに卵の旨味は伝わってきますが、
もっとしっかり味をつけても罰は当たらないと思います。

良い素材を使った美味しい料理は何年、何十年経っても記憶に残ります。
玄さん、今度こそ末永く店を続けてください！

麺創房 玄 本店　店のＨＰ
東京都品川区東五反田1-6-11
03-3443-0771
11:00～15:00　17:00～翌2:00
定休：日曜
ＪＲ五反田駅（東口）より徒歩３分。東口を出て正面に見える路地に入り、三叉路の右方へ。次の角を左折。次の十字路の角。

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