イタリーノ＠横浜福富町（関内）～月・木・土のランチetc.～

Ｂ級洋食店としては横浜を代表する存在。
とりわけ、安くて依存性があると評判の日替わりランチはぜひ食べておきたい。
なお、看板には「イタリア料理」とありますが、イタリアのことは完全に忘れるべし（笑）。
若旦那は石塚英彦似。まいうー！

最寄り駅は関内ですが、ここは関内とは呼ばず「関外」にあたります。
終戦後、米軍に接収されて兵舎になり、1952年に接収解除された後は
横浜最大の歓楽街として発展。現在はプチコリアンタウンのようになっています。

さてこの店の日替わりランチは以下のように曜日固定となっており
今回は月・木・土のランチ＋ディナーメニュー２種類を紹介しています。
続編記事と合わせれば全曜日を網羅しています。

月…ハンバーグと魚フライ
火…メンチカツ
水…ポークカツ 
木…ハンブルジャワーズ
金…エビフライとチキンカツ
土…ポークカツと魚フライ

木曜のランチ（ライス付き）550円

木曜日のランチ。「ハンブルジャワーズ」というメニューです。
ミニハンバーグ３個にフォン・ド・ヴォーもどきのソースをかけ、
ゆで玉子の薄切りを乗せたもの。

ハンバーグは牛豚合い挽き肉で、つなぎ多めのチープなものだけど手作り感満点。
付け合わせのスパは塩味で、お約束通りヤワヤワだけど意外とイケる(笑)。
キャベツの千切りには味濃いめのフレンチドレッシング（自家製？）がかかっており、
キャベツとライス、あるいは付け合わせスパとライスだけで食べてもうまい！

確かに安い割にボリュームがありますが、あまりのチープさに戸惑い、
値段を超越した魅力までは感じることができなかった…。
「期待ほどではないな」というのが第一印象。 ★★★☆☆
　　　　　◇　　　　　　◇
しかーし！　帰りの車の中では「また食べてもいいかな」と思うようになり
２時間後には「明日のランチもイタリーノだ♪」とテンション上がりっぱなし！
まさかこれが例の依存性というヤツでしょうか？
というワケで、２日後の土曜日に再訪！（笑）

土曜のランチ（ライス付き）550円

ポークカツと魚フライ。フォン・ド・ヴォーもどきのソースをかけたポークカツは
ナイフでサクッと軽く切れ、ソースともよく合うし非常にうまい。
白身魚フライの方は正直あまり美味しくないけど
卓上の醤油かソースで味付ければ箸休めになる。
付け合わせのパスタはカレー味で、これは妙に旨い！
キャベツ千切りは木曜ランチと同様です。★★★★★

ランチタイムは「ランチでいいですか？」と誘導尋問されますが、
ディナー用メニューを注文することも可能です。
この店の看板メニューの１つがコレ！

ミックスグリル850円

ハンバーグとチキンの鉄板焼き。鉄板の鋳形がステキ！
鉄板でジュージューいいながら出てきたので写真がうまく撮れなかった…。
ハンバーグのパテはおそらく木曜ランチと大体同様で、合い挽き肉のつなぎ多め。
ところが厚みがあるため木曜とはやや違った噛み応えがなかなか良かった。
チキンの焼き加減はイマイチだったな。たまたまかな？　★★★☆☆

う～旨かった。やばい…絶対中毒だよこれは（笑）。
明日（日曜）は定休だから、月曜にまた行こう！

月曜のランチ（ライス付き）550円

ハンバーグと白身魚フライ。ハンバーグには例のソースがかかり、
魚フライの方はマヨネーズで食べるようになっています。
ハンバーグのパテは木曜ランチと大体同じようですが、微妙に変えてある？
魚フライの味は土曜のモノよりだいぶイイ感じです。
パスタは醤油とウスターソース？の味で、ちょっとしょっぱすぎか。★★★★★

ナポリタン750円

この店の看板メニューの１つ。「これのどこがナポリタン？」とか言わないの！
エビとアサリが入ったケチャップスパです。
麺はデロデロのフニャフニャでとってもオイリー！
向かない人には徹底的に向かない料理ですが、私は好みです（笑）。★★★★☆

この店の客層はガテン系、チンピラ風、メタボ系の男性が多く、
彼らが食べている表情は決して幸福そうには見えません。
「やっつけてやるぜ」とばかりに夢中でがっついているのです。
殺伐とした雰囲気なのに、なぜかリピートしたくなる不思議なお店です。
後編記事にて火水金のランチとパルメザンを紹介します！

イタリーノ
横浜市中区福富町仲通3-4
045-261-6721
12:00～21:30（ランチは15時まで）
日曜定休
ＪＲ関内駅（北口）より徒歩５分
京急日ノ出町駅より徒歩７分