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ホテルニューグランド ザ・カフェ@元町・中華街

いわずもがな、横浜を代表する老舗名門ホテル。
今回は本館1Fのレストラン「ザ・カフェ」で食事をしました。
スパゲティ・ナポリタンの原型を作った店としても有名で、
他にもドリアやプリン・ア・ラ・モードの発祥店でもあります。
 
ホテルニューグランドの中庭


裏の専用駐車場に車を停め、裏手から中庭を通ってカフェに行きます。
 
本館1F


左上は2F広間へ上る階段。右上と左下はカフェ入口です。
右下がカフェ店内。大理石や高級木材などでできた格調高い造りです。
お盆のまっただ中だったせいか午後1時過ぎで9組程度の待ち。
名前を書いて25分ほどで入店しました。
 
主力メニュー(写真右下クリックで拡大)


ナポリタン1575円、オムライス1680円という価格は正直ビビりますが、
結果的に大納得して帰ることになります。
 
※表示料金(税込価格)にサービス料10%を加算されます。
 
デザート系メニュー(写真右下クリックで拡大)


実は、ここに来た直接の動機はプリンアラモードを食べたることだったのです!
 
スパゲッティ ナポリタン1575円
別皿で粉チーズもたっぷりと出されます。





具は現在の一般的なナポリタンとは異なり、
タマネギ(具として)やピーマンは入りません。
ハムとマッシュルームのみのシンプルな具です。
このハム、市販の有名メーカー製などに比べて大幅に美味しい!
マッシュルームもしっかりソテーしてあって美味しい!

ナポリタンを考案したのはホテルニューグランド
2代目料理長・入江茂忠氏と言われていますが、
これはケチャップを使用せずに自家製のトマトソースを作っていたそうです。
ケチャップを使用し、ピーマンやタマネギの入った
下町風のナポリタンは野毛のセンターグリル
が発祥(昭和20年)とされています。
どちらも初代料理長のサリー・ワイル氏の弟子にあたるので
彼のノウハウが高級ホテルと下町洋食店の両方に伝わったことになります。
 
【参考】センターグリル@桜木町(下町洋食ナポリタン)
 
シーフードドリア1995円


初代料理長のサリーワイル氏が考案したメニュー。
ベシャメルソースは乳製品くさくないのに
しっかりコクが感じられる逸品。
3種類のソースを使用しているそうです。
まさにドリアのお手本にして最高レベルの品。
ただ、この値段なら美味しくて当然と思えてしまうので、
CP的な納得度は薄いかも。
 
オムライス1680円
これが想像以上に素晴らしい逸品だったのです。


ソースはデミグラスかケチャップを選べるので、
当然デミを選択。
デミソースはカレーポットのようなものに入っています。
 
オムライスソースかけ!


別皿のデミグラスソースをかけたところ!
デミソースは一見軽い口当たりでくどさも油っこさも感じないのに、
しっかり深いコクを備えた逸品。さすがです。
 
オムライス断面


中のピラフは一見水分が多くやわらかめの仕上がりなのに、
食べてみるとベトツキやねっちょり感が皆無。
食感は決して重たくないのに物足りなさ皆無。
これは大穴でした。
たいめんけん@日本橋より美味しい。
 
たいめいけん(1F)のオムライスが1650円、
グリルエス@関内のオムライスが1260円で
共にトマトソースであることを考えると、
1680円でデミソースならば格安感さえあります。
すばらしい!
 
チョコレート パフェ 997円


上の方は生クリームとバニラアイスが中心。
真ん中あたりからチョコアイスが出現して
、一番下には苦めのチョコソースが入っているという構成。
飽きずに食べられてさすがです。
アイスそのものは既製品でしょうけど、
コーンフレークみたいなのでカサ増ししていません。
 
プリン ア ラ モード 997円
そして本日一番のお目当てがコレ!


子供の頃プリンアラモードをよく食べたのが懐かしくて、
最近無性に食べたくなったのです。
しかし今となってはプリンアラモードを置いている店はほとんどなく、
ならば発祥店に行くしかないということに。
卵をしっかり使った固めのカスタードプリンは、
まさにプリンのお手本!
アイスもフルーツも美味しくて満足でした。
 
というわけで、高目の価格ながら味もサービスも雰囲気もよく、
しかも駐車料金もかからない!
価格以上の満足感に浸りながら後にするのでした。
 
ホテルニューグランド本館1F
045-681-1841
10:00~21:30 (L.O. 21:00) 
108席
専用駐車場あり
みなとみらい線元町・中華街駅(1出口)より徒歩1分。