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オーボン ヴュータン@尾山台

日本におけるフランス菓子の第一人者である河田勝彦氏の店。
日本橋高島屋にも出店しています。
河田氏は1944年東京生まれ。
1966年に渡仏し約10年間の修業の後、1981年、尾山台に独立開業。
店名の「オーボン・ヴュータン」とは「思い出の時」という意味。

次々と客が訪れます。人気があるんですね~。
10人のパティシエが働いているそう。
店内に飲食スペースがあり、紅茶やコーヒーなども注文できます。
 
ハッキリ言ってどれも美味しい!
以下、批評はあまりせず内容説明に徹しましょう。
 
オーボン・ヴュータン375円


店名そのままの名称。これが看板商品なのでしょうか。

オーボン・ヴュータン断面

ポワール酒(洋梨の酒)をよく利かせたカスタードクリームには小さな黒い粒が多数あり、
これはバニラビーンズをたっぷり使用している証拠。
サイの目に切った洋梨の果実が入っており、
表面は砂糖をバーナーで炙ってキャラメリゼしてあります

クァルテット450円


ホワイトからビターまで三層のチョコムースと、表面のグラズールチョコを合わせて
4種類になることからこう名付けられたのでしょう。
シルキーで上品な食感のケーキ。洋酒は入っていないので純粋にチョコを楽しめます。

ゼフィール650円


Zephire(ゼフィール)はそよ風の意味。
洋酒が強いので子供には向きません。
 
ゼフィール断面

上の濃茶色の部分はラム酒が強く効いた濃厚な生チョコレート。
下の薄茶色の部分にはメープルシュガーとマスカルポーネチーズ
などでできているそうです。下のクランチ状部分もうまい!

スノブ520円
snob(俗物、気取り屋)が命名の由来?
表面は上品なのに中身はガッツリ!


中は薄緑色で、ピスタチオのクリームのまわりを
ピスタチオのムースが覆っており、クルミの実が入っています。
外側は、カシスか何かの赤くて甘酸っぱいジュレが塗ってあります。
今回買ったケーキでは一番美味しかった!

アリ・ババ370円


ラム酒漬けのサヴァランです。
上にオレンジピールのコンフィが載っており、
ラム酒と合わさってオレンジが全体の香りを支配しています。
本体にはグランマニエ(オレンジのリキュール)も入っているのかも。
 
アリババ断面

酔っぱらいそうなほど多くのお酒に浸っていて刺激的!
アクセントのレーズンとカスタードクリームのバランスもいい。

フリュイ・ルージュ520円


苺、ブラックベリーラズベリー、ブルーベリー、レッドカラント
という5種類のベリーが載った豪華なタルト。
アーモンド風味のタルトにはベリーのソースが塗ってあります。
スイーツとしての存在感は示さず、あくまでもフルーツを食べさせるタイプ。

クロワッサン160円(左)
カヌレ・ド・ジロンド210円(右下)
ブリオッシュ130円(右上)


パン類も買ってみました。
クロワッサンはサクサク系。
今まで食べた中ではブノワトンの次に美味しかった!
 
カヌレ・ド・ジロンド断面

中は真っ黄色でしっとりしたパン生地になっています。

プラリネ・コリアンダーベルガモット200円(左下)
バルサミコ200円
(中央)
カシス180円
(右上)


ショコラに関してはテオブロマの方が上かなという印象。
まあそのぶん値段が安いですが。
バルサミコはクセがあるけど私は気に入った。
カシスは万人受けしそうな味です。

堪能しました!これは聞きしに勝る名店です。
「伝統こそ新しい」という河田氏の著書をぜひ読みたい。
★★★★★

オーボンヴュータン 尾山台
東京都世田谷区等々力2-1-14
03-3703-8428
9:00~18:30(平日は13:30~14:00まで昼休み)
定休日 水曜日
東急大井町線尾山台駅より徒歩4分
商店街を直進し、環状八号に出る40m手前右側
 
【2011~2012年末年始営業情報】
12/27(火)→休業
12/21・28(水)→本来定休日だが営業
1/1(日)→休業
1/2(月)~3(火)→営業(10:00~17:30)
1/16(月)~20(金)→冬季休業
※他は通常通り水曜定休