空腹時に見てはいけないブログ

【2019年6月引っ越し】Yahooブログで累計1700万人が訪問!

正しい「そうめん」の作り方

私のブログ仲間には、なぜか「そうめん」が嫌いな人が多いのです。

麺にコシがない、味がない、絡まる、くっつく、つゆが不味い
嫌いな理由はこんなところ。

しかし、美味しいそうめんにはコシも味もあるし、
絡まったりくっついたりするのは明らかに調理ミス。
ツユはちゃんと出汁を取れば不味いハズがないんですが、
逆に、市販のめんつゆ等じゃ美味しいワケがない(値段の高いやつでもダメ)。
単に、ちゃんとしたそうめんを食べたことがないだけなのかな?

ならば、美味しいそうめんの作り方を教えましょう。
たかがそうめんとタカをくくらないで、気合いを入れて!
シンプルな料理だからこそ、ちょっとした手抜きでぶち壊しになります。

そうめんの重要POINT

(1)手延べの良質な麺を使用する
格安品にはそうめん嫌いを治す力はありません。
コシを重視する人は奈良県三輪素麺がオススメ。

(2)茹で方と洗い方
茹で方はそうめんの袋に書いてありますが、
茹で時間を30~60秒ほど短くするのがオススメ。
たっぷりのお湯(麺100gにつき1リットル以上)を使用し、
茹であがったら手早く引き上げることが重要。
そして、手で揉みながら流水でよく洗ってヌメリを取る!

(3)正しく出汁を取る
かつおと昆布と椎茸(必須)で出汁を取る。今回はアゴも使用しています。
薄口醤油(濃口醤油はダメ)と本みりんで作ったカエシを合わせ、
よく冷やしておきます。市販のめんつゆ等は論外!
冷水を張ったそうめんは、出汁4:薄口正油1:本みりん1の割合。
水気を切ったそうめんは、出汁6:薄口正油1:本みりん1の割合。

■出汁の取り方(約1リットル分)
①10cm角の昆布と干椎茸2つを1リットルの水に2~8時間浸けておく。
②火にかけて、沸騰する前に空気の泡がプクプク出てきたら昆布を引き上げる。
③その鍋を一度沸騰させたら火を止め、薄削りのカツオ節をひとつかみ投入。
かつお節が沈むまで5分程度待ってからてキッチンペーパーで濾す。

上記3つの条件をすべて守れば不味いハズがないのですが、
逆に、1つでも欠けると激烈に味が落ちます。

【最高級~高級~格安】3種類のそうめん食べ比べ!



◆揖保の糸 寒製(兵庫県たつの市)300g/693円(100gあたり231円)
 ご存じ「揖保の糸」のプレミアバージョン。手延べ。最高級品。
三輪素麺奈良県桜井市)300g/348円(100gあたり116円)
 日本における素麺発祥の地。手延べ。一応高級品の部類。
◆寒籠そうめん(日清フーズ)400g/198円(100gあたり49.5円)
 機械製麺の格安品。

そうめん3連発START!

つゆの色が薄いのが分かるでしょうか?
蕎麦やうどんと違い、薄口醤油を使用しているのです。
薬味等はお好みでどうぞ。ここではアサツキと白ゴマとワサビ。


この写真は三輪素麺
麺は冷水に浸けておいた方が絡まりにくくて良いでしょう。
つゆが薄まるのが難点ですが、継ぎ足したり別器に替えてもいいでしょう。

【超高級】揖保の糸リフト~!

茹で時間は1分30秒~2分との表示でしたが、1分で充分です。
粉っぽい感じはせず、バキッとしたコシこそありませんが、
決してヤワヤワではありません。滑らかな食感で小麦粉の香りがいい!



【高級】三輪素麺リフト!

我が家の全員一致で好みなのが奈良県三輪素麺
茹で時間2分との表示でしたが、これも1分で!
これはバキッとしたコシがあり、固麺主義者のラヲタにもオススメです!



【格安】日清フーズ 麺リフト!

これも茹で時間1分。
上記高級そうめんの直後に食べると「まずっ!」という感想になりますが、
慣れてくると普通に食べられる味です。
ちなみにコシは結構ありましたよ!