【塩分ゼロ】桃桜林＠品川区中延

変わり者の名物おやじ・作田氏の店。お盆中も休みなく営業していました。
2005年４月以来、通算３回目の訪問。
この店の目玉は何といっても、通称「ナシナシ」。
醤油も塩も味噌も、調味料を何一つ加えない100％の鶏白湯スープに
自家製麺が入っているだけの食べ物です。ネギもメンマもなし！
メニュー名も「～ラーメン」ではなく「手打ち麺とスープ」と呼びます。
ナシナシというのは、醤油ダレも化学調味料も入ってないことを指します。
両方入った「アリアリ」、醤油ダレだけ入った「アリナシ」も選べます。
作田氏いわく、アリアリならば「ラーメン」と呼べる食べ物になるそうです。

一見客がナシナシを注文すると、「本当に味がないよ。大丈夫？」とか
「ＴＶか雑誌を見て来たの？ただのラーメン好きならやめておいた方が良いよ」
などと色々言われますが、適当に相づちを打ちつつ、
「でもナシナシ食べてみた～い！」と押し切ってしまいましょう。
作田氏の説教的トークがウザイと思う人もいるかもしれませんが、
根は純粋で無邪気な人なので、褒めてあげれば喜んで色々サービスしてくれます。

味も接客も常識から外れている店なので、受け入れ難い人も少なくない思いますが、
ジャンクフードとは正反対の高尚な味であることは確かです。
なお、酒や飲み物の持ち込みは自由。
餃子と麺を注文してから食べ終わるまで計１時間はかかります。時間には余裕を。

【写真１枚目】エビ入り餃子525円
私が今まで食べた中では最高の餃子。マジで日本最高じゃないかな？
サイズが大きく、エビが入っているので、２個525円は特別高くはないと思います。
皮はもちろん手作り。使用している肉は、なんと鶏のセセリ（首肉）。
脂が少なくて味が濃厚かつ鮮烈な部位で、豚肉のようなモタレ感がないのがＧＯＯＤ。

【写真２枚目】冷やし麺
スープとセットで945円。
あくまでも小麦の味と薫りを前面に出した太縮れ麺。
そこらのラーメン屋の「自家製麺」とは一線を画するレベルですが、
ツルツル感や喉越しの良さがないので、好みが分かれるかもしれません。

【写真３枚目】冷やし三昧
スープとセットで1680円
農林61号、ハルユタカ、ネバリゴシ、全粒粉の４種類小麦粉の麺が楽しめます。

【写真４枚目】スープ
これは「ナシナシ」（醤油ダレ・化調ともにナシ）です。混じりっけのない鶏白湯100％。
いきなりナシナシを注文する勇気がない人は「アリナシ」を注文するか
あるいは、ナシナシでタレを別皿でもらうことも可能です。
また、カウンターに色々な種類の塩が置いてあるので使用してもＯＫ。

【写真５枚目】チャーシュー別盛り
１枚で315円、別盛りで735円。
濃口醤油の薫りを強調した巻きバラチャーシュー。
その下には切り落としチャーシューが隠れています。
私が食べた1000軒超のラーメン屋の中でも最高レベルに入ります。

【写真６枚目】作田氏
ちゃんとこっちを向いてポーズしてくれました！

満足度　★★★★☆　今回はデキが今一歩。普段なら★５つ。


桃桜林（とうおうりん）
東京都品川区中延6-9-7
03-3781-2988
19:30～24:00ごろ
国道１号上り沿い。大井町線中延駅から徒歩6分
【地図】
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtlmobile/13003413/